Medical staff メディカルスタッフ職

臨床検査技師Medical technologist

職種概要

「より正確に!より迅速に!」をモットーに情報を発信、認定資格の取得に向けた教育にも力を入れる。

現在の医療はEBMに基づく治療が推進されていますが、その判断となる情報を提供するのが臨床検査部門です。
国立病院機構の各検査室では、ただ単に検査結果を報告するのではなく、「より正確に!より迅速に!」をモットーに、有用で付加価値の高い情報を発信する努力を日々重ねています。特に救急医療を担う施設では、採血後の30分以内の報告を可能とし、24時間対応の検査体制を構築しています。
国立病院機構内の施設では、検査基準値の統一化が進んでおり、主要な生化学検査の項目に関して、どこの施設でも同じ尺度で検査結果を評価することができます。
最近では、臨床検査技師の業務は検査室内だけでなく、感染制御チーム(ICT)や栄養支援チーム(NST)、糖尿病療養指導、褥創対策など他部門との協働の場でも、臨床検査技師の目線に立った情報発信を行い、チーム医療に貢献しています。

臨床検査とは

  1. 検体検査:血液などの患者さんから得られる材料を検査する。
  2. 生理機能検査:心電図や超音波検査などの患者さんに接し情報を得る。

臨床検査は、検体検査と生理機能検査に大別されるが、多くの分野に細分化され、それぞれに高い専門性が要求されます。それに対応するため、細胞検査士や超音波検査士など各分野における各種の認定資格を有する技師が多く在籍し、後進の育成にも努めています。

迅速検査を可能にするさまざまな分析装置

  • 生化学自動分析装置

  • 血液自動分析装置

  • 細菌同定感受性自動分析装置

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研修・キャリア

採用後の教育研修

近畿グループではチーム医療研修として輸血管理や医療安全に関する研修会が行われ、実技研修としては検体検査・微生物検査・神経生理学検査・心エコーブラッシュアップ研修会などが開催されています。また、国立病院機構職員及び循環器病研究センターの職員で構成されている「国立病院臨床検査技師協会」では、新人の技師向けに新人研修会や超音波実技講習会、細胞検査士育成研修会、微生物検査研修会、スキルアップ研修会、部門を超えた“今更聞けないシリーズ”として「臨床検査の基本とピットホール」等が開催されています。新人から中堅・ベテランに至るまで幅広く参加できる研修会です。
また、SNSを用いて全会員に情報を発信し、各々の分野でもネットワークを構築することで、施設間の情報交換が活発に行われ、それぞれの専門分野での情報を共有し、先輩技師の指導を仰ぐことができます。このネットワークこそ国立病院機構の利点で、民間施設にはない強みであり機構内での人材育成を可能としています。

採用後の教育研修

    • 細胞検査士45名
    • 超音波検査士(114分野)68名
    • 認定臨床微生物検査技師6名
    • 認定輸血検査技師17名
    • 認定血液検査技師8名
    • NST専門検査技師1名
    • 認定一般検査技師2名
    • 認定病理検査技師3名
    • 糖尿病療養指導士9名
    • 心臓リハビリテーション6名
    • 認定血管診療技師8名
    • 認定遺伝子カウンセラー1名

などその他多数

採用応募について

募集要項

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応募方法

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採用システム(採用候補者登録選考について)

  • 国立病院機構近畿グループでは、近畿グループ管内の20病院で勤務するコメディカル職員の採用について、各職種ごとに採用候補者登録選考を実施しています。
  • 採用候補者登録選考とは、採用を決定する試験ではなく、近畿グループ管内の20病院で勤務する臨床検査技師に欠員が生じた場合、採用する者を登録するための試験です。

採用データ

募集職種 臨床検査技師(常勤職員)
業務内容 検体検査、生理機能検査、病理学検査、微生物検査、輸血管理、外来採血 など
勤務地 近畿グループ管内20病院
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