Medical staff メディカルスタッフ職

臨床検査技師Medical technologist

大阪医療センター
佐々木真依
  • 2017年入職

検査の奥深さに魅入られて臨床検査技師の道を選びました。

通っていた大学がデュアル資格推奨といって、卒業までに2つの資格が取れるカリキュラムでした。栄養学部だったので、先に管理栄養士の資格を取ったのですが、その後卒業するまでの間に臨床検査技師の資格を取得しました。色んな検査を経験した後、ひとつの検査から様々な結果が得られることが面白くて、就職活動を始めるときには、臨床検査技師として応募しました。
家では母と姉が看護師として働いていますので、小さな頃から病院の話はよく聞いていました。そのせいか、臨床検査技師の資格を取ってからは、病院で働くことがある意味自然な成り行きのようにも感じていました。今も検査の奥深さに興味が尽きることはありませんし、職場もとても楽しいです。

臨床検査技師として責任の重さを感じています。

毎日の業務では尿や便などの検体を調べる一般検査のほか、採血などを行っています。検査中は、検体に悪性細胞が含まれていないか、見落しがないか、といつも緊張の連続です。1日200検体ほど見ていますが、すべての検査で間違いのないしっかりとした結果を出したいと思うので、少しでも気になるところがあれば、すぐに同僚や先輩の技師に相談しています。
夜勤のときは検査全般をこなさなければいけないので、責任も重大です。また、勤務先の大阪医療センターは、緊急搬送されたときは自分の名前も分からないほど厳しい状態になる三次救急の拠点になっており、緊急性も高く、素早い対応が求められます。また、院内感染には常に注意を払っており、病棟を回って患者さんが褥瘡を起こしていないかの確認も行っています。

職場で切磋琢磨ができて、スキルアップに最適な環境です。

職場ではなるべく早く独り立ちできるよう、先輩方からもたくさんアドバイスをいただきます。同じ職場に技師が8人いるので、色んな経験が聞けるのが心強いです。同期で自主的な勉強会を開いて、入職2年目の年に、緊急検査士の資格が取れたときは嬉しかったです。資格認定の登録費に補助を出していただけるのもありがたく、試験勉強の励みになりました。
勉強会やセミナーは、同じ医療センター内だけでなく、国立病院機構の近畿グループ内でも頻繁に開かれています。実際に手がけないといけない検査の種類や分野もさまざまなので、日常のOJTでも技量は向上するのですが、出張扱いで参加させていただいた『スクリーナー育成セミナー』や『今さら聞けない』シリーズの勉強会などは、とても役に立ちました。また、勉強会に参加するときも、職場の方が快く送り出していただけるので、本当に恵まれた環境にいるのだと感謝しています。
今は一般検査が中心ですが、ほかにも生理機能検査や細菌検査、病理検査、総合検査など、検査にはたくさんの種類があり、まだまだ学ぶことがいっぱいです。また、検査の機器や方法も日々進化しています。将来は、尊敬できる先輩方のように、しっかりとした知識と経験を備え、手早く的確な判断を下し、周囲の方からも信頼される検査技師になりたいと思っています。

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