Medical staff メディカルスタッフ職

診療放射線技師Radiological technologist

大阪医療センター
名取晃大
  • 2020年入職

より高度で、多岐にわたる分野の知識や技術を習得したいと入職。

小学生の頃からサッカーに熱中し、大きなケガを何度も経験してきました。その度に病院にお世話になっていましたが、高校生で骨折したときに担当していただいた医療スタッフの対応に感銘を受け、私も医療職に就き、自分のような患者さんを助けたいと思うようになりました。そのなかで、CTやMRI、放射線治療を行うリニアックなどの装置に関心を持ち、それらを扱う診療放射線技師になろうと心に決め、大学に進学しました。
就職活動の際には、さまざまな業務を経験したいと思い、グループ内に20施設を有する国立病院機構近畿グループを志望しました。それぞれ専門性が高く特徴的な医療を提供していることが入職の決め手になりました。また、同じ国立系の国立研究開発法人国立循環器病研究センターと連携するなど、より高度で多岐にわたる知識や技術を習得できる環境にも魅力を感じました。
入職後は、一般撮影をはじめ血管造影検査など、検査に関わる業務をひと通り担当しています。今では放射線治療といった治療を行うチームにも参加させてもらえるまでになりました。

周囲に支えられて腕を磨き、さまざまな検査に対応できるまでに成長。

勤務する大阪医療センターには、いろいろな疾患や症状を抱えた患者さんが訪れるため、患者さんひとりひとりに寄り添った対応を考え、細やかに接することが求められます。皆さんの痛みや不安が少しでも解消されるよう丁寧な声がけは毎回欠かさず行い、なるべく素早くスムーズに検査や治療が行えるように心がけています。
しかし、入職当初は思い通りにいかないことも多く、どのように患者さんに接するのがよいのか迷ったり、レントゲン撮影をすべき範囲がずれたりすることもありました。そうした“失敗体験”の度に、しっかり勉強し直すことを徹底し、ロールモデルとなる先輩方の様子をつぶさに観察しながら、積極的にアドバイスを仰ぐことで徐々に知識や技術が向上していきました。入職3年目頃からは、ドクターにも「すごくきれいに撮れてる。さすがですね!」と、褒められるまでになりました。患者さんからも「ありがとう」と感謝の言葉をいただくことも多くなり、大きなモチベーションを持って業務に取り組むことができています。

信頼感抜群の診療放射線技師になりたい。

国立病院機構は研修制度などが充実しており、診療放射線技師として大きく成長できる環境が整っています。そんな恵まれた職場環境を大いに活用し、さまざまな領域の医師の先生方を交えた勉強会にも自主的に参加しています。コロナ禍で最近はオンラインにはなりましたが、近畿グループや全国のグループで実施されている学術大会においても新旧検査機器の違いなどを研究テーマに発表するなど、自己研鑽にも励んでいます。
診療放射線技師は、チーム医療を支える大事な医療職です。これからもその一員として、患者さんだけでなく他の医療スタッフを含めたすべての関係者に思いやりの心を持って接していきたいと考えています。さらに、大阪医療センターで幅広い分野を担当することで知識や技術を磨き、いずれは、他の病院で更なる専門性を身につけることが目下の目標です。そうして経験を積み重ね、最終的には自分が突き詰めたいモダリティをみつけ、その領域のエキスパートになる。そんな将来を思い描いています。
いつかは、「この分野は名取くんでないと!」と周囲に思ってもらえるよう努力し続けたいと思います。

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