Medical staff メディカルスタッフ職

臨床工学技士Medical engineer

大阪南医療センター
遠藤未耶
  • 2017年入職

先輩からマンツーマンの指導を受け1年目から色んなことが学べました。

進路で悩んでいたときに、大学の職員だった母から臨床工学技士(ME)という仕事があることを教えてもらいました。大学で資格を取得して卒業したときには、病院かメーカーかのどちらかという選択肢があったのですが、看護師の姉から話を聞いていたので、早くから病院で勤務したいと思っていました。テレビの医療ドラマを見ていて仕事のイメージがしやすかったのと、直接人の役に立ちたいという思いが後押ししたのだと思います。
国立病院機構で近畿グループを選んだのは、地元の中四国地域では病院単位の就職になるのに対し、近畿ではグループ全体での一括採用だったからです。近畿圏にある20病院で急性期から慢性期までの幅広い領域をカバーし、さまざまな難病に対応しているので、学ぶ機会もそれだけ豊富です。

初任地の大阪南医療センターでは、先輩とペアを組んでマンツーマンで指導を受けるプリセプター制度がありました。おかげで最初の1年間で、さまざまな検査機器の操作や保守点検方法が学べたほか、業務上の心得えなども教えてもらえ、職務に必要なほぼすべての知識を得られたように思いました。職場全体に人を育てる意識が高いので、操作が難しい機器にも早くから触れることができ、とてもいい環境だと思います。

技術は難しい、でも、だから面白い、と思って挑戦しています。

今は輸液ポンプやシリンジポンプ、電子メス、内視鏡、透析やカテーテルなどを担当しています。今の部署にMEは8人いるのですが、管理する機器は数千台あります。日々進化している機能や操作方法なども、常に確認しておかなければなりません。少しでも分からないところがあれば、先輩に聞き、自分でも取説で調べ、メーカーにも連絡して確認する、といった手順を繰り返しています。
MEとして呼吸器や透析などの認定士の資格とるには3年以上の実務経験が必要なので、今はまだ無理ですが、スキルアップをめざして、メーカーの講習は積極的に受けるようにしています。また、大阪ME研究会や透析研究会などにも参加しています。その他、新しい機器の勉強会なども自分で探すようにして、毎月1回は勉強会に出席するようにしています。
検査機器はどんどん新しくなるので、技術的には難しいことが多いのですが、新しい医療器械に触れる分だけ自分の世界も広がっていくように感じます。一人でできることも増えている証拠だと思います。

福利厚生やスキルアップへの手厚い支援。

香川から大阪に来たとき、職場に同期のMEがいなかったので、新しい環境になじめるかどうか不安でした。しかし、なんでも言いやすく過ごしやすい雰囲気の職場だったので、とてもいいスタートが切れました。
MEや透析などの研究会や講習会への出席も出張扱いしていただけるので、新しいことにもたくさん挑戦することができます。住宅手当や有休などの福利厚生面は、大変手厚いです。仕事とプライベートとのメリハリもはっきりしていて、自分の時間がきっちり取れます。週末は自分の好きな音楽ライブや写真撮影などの趣味でリフレッシュでき、疲れがたまることがありません。
今はまだ経験がありませんが、心臓手術で使う人工心肺が操作できるようになりたいです。カテーテルや循環器分野ももっと上手になりたいと思っています。将来は、学んだ技術をいかして地元の医療にも貢献したいです。

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